スパモン教、世界初の結婚式

「空飛ぶスパゲティーモンスター教会」が16日、法的に認められた世界初の「パスタ婚」をニュージーランドで執り行ったそうだ。パロディー宗教として始まり、本物の宗教としての認知を目指す同教会にとって記念碑的な出来事だと称えられているという。
空飛ぶスパゲティーモンスター教会の信者は「パスタファリアン」と呼ばれ、湯切りザルを頭にかぶり、海賊をあがめ、宇宙はスパゲティーでできた巨大な神によって想像されたと信じているそうだ。自分たちの宗教は決してジョークなどではないと主張しており、ニュージーランド当局も昨年末、「真に哲学的な信念」に基づいた境界として認可していたという。
記念すべき「パスタ婚」第一号となったのは、ドキュメンタリー映画監督のトビー・リケッツさんとマリアナ・ヤングさんのカップルとのこと。海賊船を模したチャーター船で開かれた結婚式には、コスプレ姿の参列者が集まったという。
宗教に関するドキュメンタリー映画の撮影中に空飛ぶスパゲティーモンスター教に目覚めたというリケッツさんは、自分たちの結婚を真剣に受け止めてくれない人もいるだろうとコメント。「だからこそ、魅力を感じたんだ。僕らには結婚する気も、普通の結婚式を挙げる気もなかったんだけど、これなら違和感なく挙式できると思った」と語ったそうだ。「両家の家族は100%僕らの味方だよ」とのこと。
今回の結婚式の結婚執行者であるカレン・マーティン氏は、今後同国で2013年に合法化された同性婚も含め、さらに多くの結婚式を執行する予定だという。ロシアやドイツ、デンマークなどからも、空飛ぶスパゲティーモンスター教で結婚式を挙げたいという要望が続々届いているそうだ。
とはいえ、誰もがパスタ婚に好意的ではないようだ。ニュージーランドのマッセー大学で宗教史を専門とするピーター・ラインハム教授は、「真正な教義があるとは、まるで思えない」「スパゲティーモンスターより、フォースの方がずっと有意義だと考えている人々もいる」などと述べ、空飛ぶスパゲティーモンスター教は本質的に宗教をあげつらった風刺的な団体だとの見方を示しているそうだ。
確かにふざけているのかと思う宗教だが、それでも正式に認められて結婚式を挙げられるまでになったというのは、何か人を惹きつける魅力があるのだろう…。